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1 ピートパンはピートモスを板状に圧縮した ものです。 育苗に必要な初期肥料や殺菌が施されています。
ポイント
ピートパンは1枚ずつビニールに封入されています
が取り出す時にピートが飛散するので室内で作業
する時は必ず新聞紙を敷いておきましょう。 |
2 付属のトレイにピートパンを入れた後水差しで満 遍なく注水しましょう。ピートパンが吸水して膨らん できます。ピートパンの表面がトレイの上部と同じ位 置に膨らむまで注水して下さい。
ポイント 写真を見て分かるように注水前後のピートパンの色 の違い(濃淡)と重さを違いを覚えておくと水遣りのタ イミングがつかめます。 |
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3 種子は大変細かいので厚紙をふたつ折に
して底をポンポンとたたきながら満遍なく蒔いて
いきます。 少し面倒ですがピンセットを使って縦横の数 (例えば8行×8列)を決めて撒くと整然と発芽して 後の移植が楽になります。又どれだけ発芽したか
(発芽率)も分かり易くなります。
ポイント
種子と種子が重ならないこと、間隔をできるだけ
広くとることが大切です。間隔が狭いと後の移植
作業で苗同士の根が絡み合い根を傷つけてしま
うからです。
管理人は8行×8列を目安にしています。 |
4 基本的に種子はピートパンの上に置かれた状態
です。
この上に用土をかけたり、種子をこれ以上深く植える 必要はありません。発芽には僅かな光が必要です。 (陽光性) |
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5 ピートパンを屋外の涼しい場所に移動しましょう よしずなどで直射日光を避けてください。 発芽適温は20℃前後なので品種によっては屋外 では発芽し難い場合もあります。発芽までは屋内 のクーラーの良く効いた場所やクーラーBOXと保 冷剤を使って積極的に発芽適温を作り出すことも 大切です。 |
6 ホームセンター等で販売されている
「アウトドア用クーラーBOXと保冷剤」、「タッパー」
を使用すれば。庫内温度を23℃以下に維持できます。
■詳細
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7 早ければ4日遅くとも10日で発芽が始まります。 詳細には「芽切れ(種が割れる)、発根、発芽」と
いう順番です。
ポイント
発芽が始まったら日光に十分に当てる必要が
あります。日光が不十分だと「徒長」といっても
やしのようになってしまいます。しかし気温が高
い時期に一気に直射日光に当ててしまうと枯れ
てしまう場合もあります。寒冷沙などを使用して
遮光を工夫しましょう。
この時期からは必ず屋外で育苗しましょう。 |
8 写真の中には転倒している苗が見られます。 これを「ころび苗」と呼んでいます。 根が地中に入らず地上に飛び出している状態です。 このままでは根から 水分が吸収できずに枯れてしまいます。 少し根気の要る作業ですがピンセットの先で ピートパンの表面に深さ約2mmの穴を掘った後 苗を優しくつまんで根から植え直しましょう。 |
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9 .発芽後約2日で双葉が大きく安定します。 ピートパンが水切れをおこさないように水分を管理 して下さい。 この時点から害虫に狙われ易くなります ダンゴムシ、ヤスデ、ナメクジ、ツマグロヒョウモン の幼虫に注意しましょう。
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10 水分管理、日光に十分当てながら本葉が3枚 程度になるまで育苗して下さい。 液肥など肥料分は不要です。 |